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新着情報とお知らせ

令和6年度 年末年始無災害運動実施 ~令和7年1月15日まで
2024-12-24

 職場の安全と健康を確保するためには、経営者、労働者が一丸となって安全衛生活動を推進し、災害のない職場環境を整えるためにも、一つひとつの作業を丁寧に確認し、次の作業に備えること、そして体調管理を万全にし、無理をしないことが大切です。

 令和5年の労働災害による死亡者数は755人と過去最少だったものの、休業4日以上の死傷者数は135,371人となり、3年連続で増加となりました。そのうち60歳以上の高齢者の割合は29・3%となっており依然として増加傾向にあります。

 また、本年8月末までの労働災害発生状況(新型コロナウイルス感染症の、り患による労働災害を除く)をみても、前年同期に比べて休業4日以上の死傷者数は、全体で1・5%増加しており、業種別では陸上貨物運送事業で1・8%、第三次産業で3・0%の増加、事故の型別では「転倒」で0・9%、「動作の反動・無理な動作」で2・4%増加しています。

 こうした状況の中で、特に年末年始は大掃除や機械設備の保守点検・再稼働等の作業が多くなるほか、物流等の増加に伴う交通・荷役作業時の災害、積雪や凍結による転倒等の危険が増します。また、多忙による焦りや疲労からミスやエラーが起こりやすくなります。そのため各事業場においては、非定常作業における安全確認の徹底、作業前点検の実施、作業手順や交通ルールの遵守、安全衛生保護具の点検の実施が一層重要となります。また転倒・腰痛災害予防のため、身体機能の維持向上のための取り組みや、感染症予防を含めた労働者の健康管理にも全員で取り組むことが大切です。

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