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トラック運転者を使用する事業場に 対する監督指導の状況
2024-11-25
群馬労働局では、令和5年のトラック運転者を使用する事業場に対して行った監督指導状況について取りまとめました。 自動車運転者は、全国的に依然として長時間労働の実態にあり、脳・心臓疾患の労災請求件数及び認定件数も多い職種です。 1 監督指導を行った事業場は78事業場。このうち、労働基準関係法令違反が認められたのは、65事業場(83・3%)。また、改善基準告示違反が認められたのは、48事業場(61・5%)。 2 主な労働基準関係法令違反事項は、多い順に ①労働時間(39・7%)②割増賃金の支払(14・1%)③労働時間の状況の把握(2・6%) 3 主な改善基準告示違反事項は、多い順に ①最大拘束時間(51・3%)②連続運転時間(38・5%) ③休憩期間(37・2%)③総拘束時間(37・2%)
【地方運輸機関との相互通報制度の実施状況】 ※自動車運送事業に従事する自動車運転者の労働条件の改善のため、労働基準監督機関と地方運輸機関が、その臨検監督等の結果(改善基準告示違反等)を相互に通報しています。
【発着荷主等に対する要請の取組】 |
道路貨物運送業の長時間労働の要因には、取引慣行など個々の事業主の努力だけでは見直すことが困難なものがあります。労働基準監督署では発着荷主等に対し、①長時間の恒常的な荷待ちの改善に努めること、②運送業務の発注担当者に改善基準告示を周知し、トラック運転者がこれを遵守できるように協力すること、などについて要請しています。