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*税金ワンポイント* 「酒類の表示《ワインラベルが語ること》」
2021-04-23

 コロナ禍で外食等を自粛して、家族で又は一人で家飲みをしている方も多いと思います。今回はワインラベルについてです。

【ワインのラベル表示のルール】

 表示を分かりやすくすることなどを目的として、公的なワインのラベル表示のルール(果実酒等の製法品質表示基準)を定め、国内で流通するワインは国内製造ワインと輸入ワインに区分され、さらに国内製造ワインの中でも国産ぶどうのみを原料としたワインが「日本ワイン」と表示されるようになりました。

【ワインのラベル表示から分かること】

*日本ワインは裏ラベルに必ず「日本ワイン」と表示されています

*日本ワインのみ、①地名②ぶどうの品種名③ぶどうの収穫年を表示することができます。

*地名は、ぶどうの収穫地又はワインの醸造地に限り表示することができます(これら以外の地名を表示することはできません)。

*ぶどうの品種名が表示されていれば、表示されたぶどう品種を85%以上使用していることがわかります。なお、複数(3品目以上)のぶどう品種を表示する場合には、それぞれの使用割合を併記するとともに、使用割合の合計が85%となるまで表示することとなっています。

*ぶどうの収穫年が記載されていれば、表示された収穫年に収穫したぶどうの使用料が85%以上であることがわかります。

*海外原料使用ワインには、表ラベルに濃縮ぶどう果汁使用、輸入ワイン使用などと表示されています。

【地名が表示されている場合の見方(参考)】

①「山梨県産ぶどう使用」「長野シャルドネ」など、ぶどうの産地について記載があれば、それはぶどうの収穫地です。

 ▽地名が示す範囲内にぶどうの収穫地(85%以上

使用)がある。

②「北海道醸造」「醸造地:山形」など、ワインの醸造地について記載があれば、それはワインの醸造地

の表示です。

   ▽地名が示す範囲内に醸造地がある。

③「大阪」「滋賀ワイン」など、①②以外の形で記

載があれば、それはワインの産地の表示です。

 ▽地名が示す範囲内にぶどうの収穫地(85%以上使用)と醸造地がある。

ワインの購入時に、ワインラベルの表示を確認するときの参考にしてください。

★内山税理士事務所★


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