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協会けんぽ 来年度から赤字の可能性
2020-10-26
 全国健康保険協会(協会けんぽ)は新型コロナウイルス感染症による経済悪化で、平均保険料率10%を維持しても、来年度から赤字に陥る可能性があるとする試算を明らかにしました。リーマン・ショック時の実績を踏まえ、賃金の伸び率などで3つのケースを設定。最も経済が悪化するケースでは来年度から、最も改善するケースでも2025年度から赤字に転落するとしました。料率10%は昨年度まで大幅な黒字となる水準でしたが、料率を維持しても、赤字の回避は難しい状況となりました。
 協会けんぽはこれまで、将来的な医療費の伸びを踏まえ、10%の料率を維持し、準備金を積み上げてきました。医療費が増えたときに、準備金を活用する予定でしたが、新型コロナにより、準備金を切り崩す時期は早まるとみられます。
 来年度の保険料率は年末にかけ議論を行い、決定するそうです。
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